黒酢とは


酢の健康ブームの火付け役となった黒酢だが、本来「黒酢」とは、鹿児島県姶良郡福山町でおよそ200年前から独自の製法で作られている酢のことを指す。

黒酢の特徴は、なんといってもその発酵・熟成期間が長いことだ。

米酢はたいてい3ヵ月前後で作られるのに対して、黒酢は1〜3年間もの長い時間をかけて、発酵、熟成される。

さらにこの工程をすべてひとつの壺の中で行うという方法は、世界でも珍しい作り方だ。

しかし、これまで黒酢には明確な定義がなかったため、色が黒いというだけで異なった品質のものがすべて「黒酢」として販売されていた。

このため2003年、農林水産省により黒酢のJAS規格が作られた。

これによると、黒酢とは「穀物酢のうち、原材料として米(精白していないもの)もしくは大麦を、酢1リットル当たり180g以上使用し、かつ発酵や熟成によって(黒)褐色になったもの」。

今後これらは「米黒酢」、「大麦黒酢」と商品に記載されるので、よい黒酢選びの参考にしよう。



黒酢の特徴


酢には材料によりいろいろなものがあります。

穀物酢(米酢、玄米酢、麦酢など)、果実酢(リンゴ酢やブドウ酢、ざくろ酢など)、その他お酒を造る材料になるものなら酢をつくることができます。

黒酢は一般的に穀物酢の中に分類されます。

穀物酢には純米酢(米だけを醸造)、玄米酢(玄米だけを醸造)などが他にありますが、

なかでも黒酢の特徴は米や玄米を寝かせて熟成発酵させたところにあります。

黒酢を選ぶときの注意事項

「黒酢」にもたくさんの種類があります。
以下のことを確認するとよいでしょう。

1.材料
材料が白米か玄米か、さらにうるち米がもち米か(もち米の方が栄養価が高い。)で栄養分が違います。

2.熟成期間
熟成期間が長い方が、アミノ酸も豊富になる傾向があります。口当たりもまろやかなものが多いようです。

3.飲みやすさ(すっぱさ)
長く続けるためには、個人的な味の好みも関係してきます。はじめは口当たりがソフトで飲みやすいものを選び、徐々にクセのあるもの、香りの高いものにチャレンジしていくようにすると、長く続けられます。

黒酢に含まれるアミノ酸には


黒酢に含まれるアミノ酸には以下のような様々な効果が期待できます。

 ・血行を促進し血液をサラサラにする

 ・内臓の働きを活発にして老廃物の排出を促すことで便秘の解消

 ・体内に溜まり疲労の原因となる乳酸をエネルギーに変換することで疲労回復

 ・新陳代謝を活性化させることでの美肌に

 ・食欲増進

 ・リラックスさせる精神伝達物質を作るので安眠や睡眠不足解消を助けます

また、黒酢は8種類の必須アミノ酸をはじめ、約20種類のアミノ酸、カルシウムや鉄などのミネラル類、ビタミンB1、B2などのビタミン類を豊富に含んでおり、

栄養的に優れているだけでなく、人体の各組織へ必要な酸素や栄養を運ぶ血液を本来あるべき姿に戻すことによって、栄養や老廃物の受け渡しをスムーズにするので、美容効果も期待できます。

また、クエン酸をはじめとする16種類の有機酸が疲労感の原因となる乳酸の生成を抑制するので、疲労解消の効果が期待できます。

更に、黒酢には食べたものを脂肪に変えない作用や脂肪を分解する働きがあるので、ダイエット効果もあるといわれています。

黒酢に含まれるクエン酸には


黒酢に含まれるクエン酸には以下のような効果がといわれています。

 ・余分な脂肪を燃焼させ、新陳代謝を促進させる効果がある。

 ・抗酸化作用があります。

 ・乳酸の生成を抑えて疲労を防ぐ。

 ・クエン酸サイクルの活性化によって体力や活力を増強する。

 ・体を健康なアルカリ性に保つ。

 ・血流が良くなり、冷え症に効果がある。



黒酢はこんな方におすすめ


1、高血圧や高コレステロールが気になる方
血管には内皮細胞と内弾性板の膜があり、この二枚の膜の間に血液からコレステロールなどが入り、血管を細くします。

クエン酸には、この二枚の膜の間にたまったコレステロールなどを掃除する力があるのです。

また、クエン酸には高血圧の敵である塩分の排泄を促進する力もあります。

2、ダイエットを心がけている方
黒酢は、クエン酸がきわめて豊富に含まれていますから、クエン酸サイクル運動が活発となり、一日に30ml〜40mlを飲むことにより、余分な脂肪はエネルギーとなって、スムースに減量がおこなわれます。

3、皮フののトラブルに悩んでいる方
ニキビ、吹き出もの、シミなどを悪化させるものはアクメ桿菌です。

その菌を殺して皮フの障害をとりのぞく力が、クエン酸にあります。

4、疲れやすい方
疲れの元凶は乳酸です。

クエン酸のサイクル運動がうまくいかないと焦性ブドウ糖が体内に生じ、これが水素と結合して、乳酸となるのです。

ですからクエン酸を補給することによりサイクル運動が活発となり乳酸をとりのぞくことができます。

5、糖尿病が気になる方
糖尿病の大部分は、インシュリンとアドレナリンのバランスがくずれたときに発生します。

クエン酸には、このバランスを整える力があります。

6、便秘ぎみの方
クエン酸を飲むと腸の働きが活発になって炭酸ガスを発生させます。

この炭酸ガスが腸というパイプに圧力をかけ、排便を促してくれます。

7、肩こりで悩んでいる方
肩こりも疲労と同じように、乳酸が体内にたまっておこる症状です。

この乳酸をとりのぞいてくれるのに、クエン酸ほどよいものはありません。

8、肝臓が気になる方
クエン酸は、まず肝臓の疲れをとりのぞきます。

そして肝臓の活発化に最も大切な良質のたんぱく質(肉・魚・卵)の消化をきわめてよくし、肝臓への吸収をスムースにするのです。

ですから肝臓のダメージによるシミ、ソバカスもなくなり、皮フにツヤがよみがえります。

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